ご挨拶

私は大田区蒲田において昭和41年開業の町工場の2代目です。
私の母校の先輩にあたる旋盤工でもあり、作家の小関智弘さんの著書の中に『町工場の設備で汎用機械の手入れ状態を見ればその工場の職人のレベル、そして会社の経営状況までもある程度判別できる』と記しています。
しかし現在の町工場では汎用機械はほとんど使われておらず、NC/MCが中心で活躍しています。
私が40年前に2代目として入社した当時は刃物を砥いでセットして汎用機で施削しており、ネジ切り加工にいたっては数年後に初体験といった現場であった。
ところが現在は加工知識のまったく無い初心者でも簡単にNC機にプログラミングの後、規格どうりのねじが仕上げられます。
このようにかつては熟練工が中心であった町工場が激しく様変わりしました。
しかし旋盤工の熟練度のノウハウは今でも必要とされていると私は思っています。
なぜなら一つの部品を加工する際に、その図面をみて数分の間に加工工程冶具の有無、そして加工単価までいとも容易に決定できてしまう。
さすがのコンピューターでもこの能力は真似ることはできないでしょう。
現在は親会社の要求は高精度・短納期・コストダウンと厳しさを増してる。 この要求に対応していかないと私たち町工場は生き延びていけない。 顧客第一。
誠意あるモノ作りをモットーにお客様に喜ばれることを心掛けて、今後も大田区の町工場として頑張りたいと思っています。
概要
社名 | 有限会社鈴木機工製作所 |
代表取締役 | 鈴木博道 |
所在地 | 〒146-0093 東京都大田区矢口2-13-3 |
TEL | 03-3758-2744 |
FAX | 03-3758-6686 |
営業品目 | ■省力化機械の関連部品
■半導体関連の部品 ■切削加工 |
資本金 | 300万円 |
設立年月日 | 昭和47年7月 |
所属 | 東京商工会議所会員 蒲田法人会 |
主な得意先 | 株式会社石川精器
株式会社村重製作所 東和機械商事株式会社 |
取引先銀行 | 共立信用組合 矢口支店 |